不思議うまれ人間そだち

林 葉月が見た世界、描き記す絵と言葉

NY4日目

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天気は曇りで霧雨が降っていた。

ぐっすり眠って起きたらほんのり肌寒いくらい。

大自然の中にいるので、朝晩は冷える。

 

のんびり起きて午後からOrestaさんがWASSAIC PROJECTというアートイベントのオープニングがちょうど今日だし行ってみようかと誘ってくれた。

友達も出展しているから、ということだったので、ドライブがてら連れて行ってもらうことになった。

 

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いろんな作品があって、楽しい。世代的にもさまざまなようだった。

 

 

16時からオープニングパレードが始まり、仮装したり飾りを手にした子どもたちや大人たちがエントランスに集まっていた。

威勢の良いブラスバンドのかっこいい演奏に合わせて踊りながら人々が歩く後ろから消防車や救急車がクラクションやサイレンを鳴らしながら出発する。

 

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この辺の地域から集まってきてくれたらしい。

一台ずつ出せる音も機能も違っていてものすごく賑やかだ。

入り口付近にはケータリングの軽食が用意されていてパレードから帰ってきたみんなが飲んだり食べたりしてオープニングパーティーを楽しんでいた。

 

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車に戻ると「展覧会はどうだった?どの作品が良かった?」と聞かれた。「うーん、そうだなあ、これかなあ」と言って写真を見せた。

Orestaさんは「展覧会は楽しいけど、どの作品もそれほどじゃないわね。私の友達の作品が一番良かったかも。ちょっと全体的に作者の世界観やスケールが小さい」と批評していた。さすがアーティスト。くっきりした意見を持っている。ぼやけた答えをしてしまった自分が少し恥ずかしくなって「たしかに、まあまあ、って感じだったよね」と本音を漏らした。こういった展覧会をやること自体はとても良いことだと感じる。地元の人たちの自分達のためのアートって感じで。でも、じゃあ、考えさせられたり、シビレるような作品があったかというと、まあ、あんまりない。日本でもそうだけど、地方によくあるこういった素人によるアートっぽいものというのは、ちょっと緊張感にかけるというか、なんかぼんやりしている作品が多い気がしている。それでも見ていたら楽しいし、それはそれで、いいのだけれど。

 

そんな話をしながら私たちはその後、Orestaさんのアトリエに行くことになった。猫たちに餌をあげないといけないしね、と連れて行ってもらうことになった。

 

車を降りると、それはもうOrestaさんの世界という感じがした。庭のちょっとしたお着物とかのセレクトとかも。

やっぱりOrestaさんの家はすごく素敵だし、落ち着くねと母と話すと、Orestaさんも自分のアトリエが一番落ち着くのと言っていた。

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猫のettsyとcattsyが寄ってきてご飯をあげてお水を替えるのを手伝う。家の至る所に新旧の作品が飾ってある。

かつて描いていた絵は数点残っているけど、他は全部売れたとのこと。だけど、これは稼ぐための作品であって、本当の私の作品ではない、わかるでしょ?とも言っていた。Orestaさんの描く絵は動植物が描かれていて、本当に美しいのだけれど、彼女の中でそれが売れることと、本当に自分が創作したかった作品との間には乖離が生じたのもあって、今はこういった絵は描いていないのと、あとマダニのせいでライム病になったことで全く筆が持てなくなってしまったということもあったんだそうだ。その頃は字も書けないし大変だったと言っていた。

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でも今はだいぶ元気になって、スレートを集めて作品にしている。

 

すごい。本当にすごい。

 

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Never give up!

と言ってまだまだこれから作品を計画について話してくれた。

心底から創作する人生を愛している人だなと感じた。

 

その後、ちょっと感じのいいレストランに行きましょと連れて行ってくれたのが

Bulls Bridge Innというレストランで、落ち着いた雰囲気のちょっと洒落たレストランだった。

 

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サラダとパンは食べ放題で、私はステーキとフレンチフライを注文した。

とても美味しくて、くつろいでおしゃべりしながら食べた。

 

しとしと雨が降る中、少しドライブしながら帰る途中の山道みたいなところに

鬱蒼とした木々が生い茂っている一角がありそこに

Indian reservationという手描きの看板が見えた。

 

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Orestaさんには私はネイティヴアメリカンの人たちの暮らしに興味があるし尊敬しているという話をしていたので

ちょっと止めてもらって、写真を手早く撮った。

Orestaさんもネイティヴアメリカンの暮らし、いいよね〜とは言っていたけれど

こんなに身近に住んでいる人たちはいても、実際に交流したりするわけではなさそうだった。

この問題は根深いから、そんな近所だから尋ねてみるという話でもないのかもしれない。

 

後で調べたらシャティコークインディアンリザベーションのことだった。

どんな部族なのかは、日本語で検索しても出てこなかった。

 

帰りにスーパーマーケットに寄って、明日の朝食などの材料を買ったついでに

こっそり花の鉢植えを一つ買って持ち帰ってさっと二階のベッドの裏へと隠した。

 

遅くまで出かけたので、シャワーを浴びて寝ましょうということで就寝。